今日もI love hitachiの精神でお送りしてますリックです!今回は某施設のビルマルチエアコンの室内機より多量の水漏れの為、大至急対応して欲しいとのご依頼。冷房運転すると除湿する為、そのお水はドレンパンというお皿に溜まります、その水をドレンポンプで汲み上げ排水するのですが、何らかの原因により排水されない場合はフロートセンサー(満水を検知)が作動して機器を停止させます、その時のエラーコードは01アラームとなります。
なぜフロートセンサーが作動せず水漏れになる?
さっそく分解作業!
まずはパネルを外します、ルーバーのコネクター1ケ パネルビス4本を外し水抜きの栓を抜きます。 工場出荷時の状態の場合、周りのコーキングをカットします。
水抜き
水抜き栓の真下に、たらいなどの大きめの受けを用意して片手にバケツを持ち栓を抜きます!満水だと2リットルくらい出ますので最後まで持ってるのは疲れるので水の勢いが弱くなってきたな?と、感じたら下にセットする事をお勧めします。ホッパーなどで受けても良いかと
ポンプ交換している?!
ポンプが交換した痕跡があり、配線の色からして数年前かな?新しい
ポンプとフロートの配線が本来固定するところに無く、フロートに接触しているようにも見えるが、汚れ付着により浮かなかったのかは、この状況ではどちらもありうるので、断言は避けました。
ポンプの吸い込み口には塞がれているようなスライムによる汚れは無くドレンパンもそこまで汚れていない状態。
ポンプ、フロートを外しバラしてみると、えっ?巻き巻きや!
汚れをまるで帯を巻くかのごとく
なんやこれは!まるで帯を巻くかのごとく巻き巻き状態でした
ポンプ、フロートセンサー共に正常!
この隙間から水が吸い上げられるので掃除前のポンプでは排水不良になるのが分かります。下からみてポンプは平気だな?と油断すると再修理となる可能性があるのでここまでばらす事を推奨いたします。
掃除してあげるとこんな感じ!
一応お客様のご希望によりポンプ、フロートセンサーを交換いたしました。
昔の機器に比べると重量も軽く部品点数も少ないので1時間程度で完了出来ます。
ドレンパンは外などでホース、洗浄器などで洗います。ドレン配管側も窒素ブローなどしてあげると良いかと
1時間程度で復旧
本来ならば室内機電源を落としますが、老人ホームの1Fエリア室内機のブレーカーが1ケの為、1Fエリア全停止となるのでブレーカーを落とさずに作業実施しました。この時に気を付けたいのはショートですが過去に電源線がFケーブルを挟んでいるだけの状態で電源線が抜けた事があります。かなりあせりショートする前にブレーカーを落とせましたが、怖い経験でした、みなさんもお気をつけください。先端が丸くされていれば大分安心できます。
水漏れを完全に直せた!と手ごたえを感じお客様にも喜んでいただき、なんだか楽しいと思いながら次の現場へとリックは向かうのでした!
コメント
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