冷房運転で温風が出る症状 原因はこれだ!

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日立店舗用エアコン四方弁交換

日立製品をご愛用いただきまして誠に有難うございます、I love hitachiの精神でお伝えしておりますリックです!

RAS-NP112HVM1 2005年製 室内機天カセ4方向 老夫婦が営む某美容室 冷房運転すると温風が出ると修理依頼 確認の為、冷房で運転してリモコンを点検モードで確認 32 b3これは吹出32℃を示してます。23 b2 吸込23℃なので四方弁じゃなければいいなぁ、と思いながら待つと↓

すぐに40℃を超えてきた💦

室外機の運転サイクルを確認すると暖房サイクル 四方弁コイルの電圧はOFF この頃の四方弁は200V通電で暖房サイクルへ切り替わる為、暖房サイクルロック確定、衝撃を与えても戻らずスコーと少しガスが通る音がするだけでON、OFFを繰り返しても戻らず、18年経過してる為、修理と更新の検討をしていただきましたが店主がもう・・・そんなに・・・先が・・・との事で修理となりました。

まずはサイクル開放となるので冷媒回収スタート!この時点ではまだ電源は遮断しないほうが良いです。冬場などではフロンガスが冷凍機油に寝込む為、回収がスムーズに行きませんアキュームレータ(気液分離器)をトーチで炙る事もあります

冷媒回収が終わりましたら電源遮断しテスターで必ず遮断されている事を確認します。電源LEDが消えてるから、セグメントが消えてるかでは駄目!

その後四方弁の名の通り4本切断します。いきなり溶接で外す方もいるかもしれませんが過去にオイルが燃えて一瞬火柱となり今は亡き親方の腕の毛が無くなったのを見てるので安全策です!

四方弁組品の設定も有るには有るのですが納期3か月と無いのと一緒の為、単品での手配、作業的には圧縮機交換より時間がかかります。そして失敗すると中のテフロンが溶けたり変形して四方弁が切り替わらなくなるのでかなり慎重に作業を進めます。配管3本側は機器の中では逆さ溶接になる為、外のやりやすい場所で本体を冷やしながら溶接します。

一気に全部外すよりは、1本外しては新しい四方弁に仮組する事をお勧めします。今はスマホで色々な角度から写真を取れるので間違えにくいですが昔、親方様と四方弁交換した時はよく見て記憶するとゆう原始的なやり方で、いざ組み込んだら配管の左右が逆でパニックになった事も(笑)

仮組みで何度も位置、角度を確認、その後、緊張の溶接ですが、1人の為、色々大変

金色の本体に熱が入り過ぎると内部のテフロンが変形して切り替わらなくなるので冷やしながら炙ります。色々と冷やす手段はありますが最近見つけた方法は隙間なくティッシュを何重にも巻きつけ水で湿らす方法です、溶接中にもちょくちょく水を垂らします。

横方向の配管を1箇所切断した為、エキスパンダーにて自作ソケット作成!

切断した配管は当然同サイズなので溶接部を中に入れる必要がある為、溶接時に下になる配管をエキスパンダーで広げます

4箇所を本体と溶接にて取り付け窒素にて加圧 ガス漏れ検査実施、この時に外で取り付けた配管の溶接部から漏れた場合はジ・エンドです(笑)

ドキドキしながら確認しましたが漏れもなく真空引きを実施、かなりホッとする瞬間です!

そして冷媒充填!18年経過している圧縮機にストレスを与えないように液側阻止弁を閉めながら運転させゆっくり充填します。

10b3 そうです吹出10℃!バッチしですが最後にもう一つ確認があります、暖房運転!パッシューンとスムーズに切り替わってくれました!

なんとか修理完了させ喜んでいただき御夫婦と機械が少しでも長く活躍してくれたらと思いながら次の現場へと向かうのでした・・・

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